
未開封のウイスキー、賞味期限はどのくらいなのかを調べてみました。
ウイスキーには殺菌効果がある
ウイスキーは蒸留酒といって、もともと熟成樽で寝かせてから瓶詰めされるアルコール飲料です。
古い映画などで怪我した人の傷口に、ウイスキーを口に含んで『ブバッ!』と霧状に吹きかけるシーンがありますよね。
ウイスキーなどのアルコールは『エチルアルコール』というアルコールに属していますから、消毒用として傷口周囲を殺菌し化膿を予防する効果が期待できます。
ちなみに病院などの医療現場で使われるのは『メチルアルコール』で、こちらは飲料用にはできません。
ウイスキーもかなりのアルコール成分が含まれているので、アルコール度数の高いウイスキーには充分殺菌効果があります。
東京都渋谷区の地震防災ガイドの非常用備品リストにもウイスキーが記載されており、「ウイスキー気付けおよび消毒用として使用できる」となっています。
つまり殺菌効果のあるウイスキーは、もともと長期間保存のきくものなのです。
ウイスキーの賞味期限はどのくらい?
未開封のウイスキーであれば、賞味期限はありません。
例えば2010年7月にゴードン&マクファイル社より発売された『モートラック70年』は、ギネスも認定している70年モノの世界最古のウイスキーです。
ボトル一本一本が職人の手ふきによるクリスタルガラスで、1本1本にナンバリングがされ、加水されていないアルコール度数46.1度700mlのウイスキーです。
このときは54本が発売されましたが、10000ポンド(日本円約1260000円)が即完売だったそうです。
このように未開封のウイスキーに賞味期限はありませが、栓を空けて開封し、ウイスキーが空気に触れた瞬間から劣化が始まります。
また未開封のウイスキーであっても
- 直射日光が当たる所
- 温度が高い所
- 温度変化が著しい場所
- ニオイの強い場所
このような場所で保管されたウイスキーは、容器の中で汗をかいて蒸発が早まったり、コルク栓などからニオイがウイスキーに移ってしまうのでダメです。
つまり未開封のウイスキーは、陽の当たらない、風通しのよい、涼しい所が適しているということです。
あなたのお家にもいただき物のオールドパーとかありませんか?
箱に入れたままなら押入れに...というパターンはだいたい大丈夫です。
これからも飲まない洋酒はどうする?
- 亡き父がコレクションで陶器入りの洋酒を集めていた
- お中元やお歳暮、贈答品やお土産でいただいた洋酒がある
けれど家族の誰もアルコールを嗜まないので置き場に困っている...
という話をよく耳にすることがありますが、開封していない古い洋酒にはとても価値があるのです。
なので知り合いの洋酒好きな方にプレゼントしても喜ばれると思いますが、古い洋酒の場合は好き嫌いや好みがあったりしますよね。
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洋酒ファンというのは潜在的にとても多くて、しかも古い洋酒ほど洋酒ファンには羨望の的です。
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